6/16(土)に第1回呼吸養生塾を開催して、昨日ではや10回を迎えました。
ペースは月3回以上。
とにかく場数を踏んでクライアントさんと一緒に成長していくしかないと、試みた2ヶ月半でした。
補習・補充の個人セッションも加えると、少なくとも20回以上は呼吸の世界を共有できたのではないでしょうか。
10回を終えての気付きをログとして書き留めておこうと思います。
呼吸養生塾にご参加頂いた方は18名。
そのうち継続してくださっている方が15名。
3名の方はひとまず必要なときに治療を受ける選択をされました。
どちらを選択されるにせよ、当院を必要としてくださることには感謝しかありません。
この数字を見る限り、積極的に声掛けして良かったと思っています。
悪いようにはしていないなと・・。
改めて今の時代だからこそ、潜在的に本質を求めたがっている方が多いように感じます。
ですがどんなコンテンツも体験型が主流になっている今、身体のことに関しては、まだまだ他人に頼りがち。
ジムや〇〇教室は確かに流行っていますが、提供する側はいかに脳を刺激してドーパミンを出すかという、発散型に集中しています。
提供側が求められているからという点もあるのですが、これではストレス発散に自分のご褒美といってケーキを食べるのと何ら変わらない気もします。
私もよく読むビジネス書にしても最近は特にエンタメ要素が強く、読者の脳を心地よく刺激してくれるワードが随所に散りばめられた内容が主流です。
結局はビジネス書を何冊読んでも自分は何も変わりません。
ビジネス書自体が自分の知識になるわけではなく、何かに取り組むきっかけを与えてくれるに過ぎないことを知ることが必要です。
本質はやはり、古典であり伝記であり教養書です。
面白い内容を提示してもらうのではなく、自分で考え深めて面白みを見出していく。これが本当の本読みだと感じます。
こんなことを言いながらも私自身本読みの教養が足りてないといつも思います。最近本質を勉強される方と関わる機会が少しずつ増え、余計に自分の浅はかさに嫌気が差します。
食にせよ、知識・技術にせよ、本質を知るには対象物ととことん向き合うしかありません。
同じように身体の本質を知るにも、身体と向き合うしかありません。
日常の息遣いを変える呼吸・整体の世界は、ビジネス書のようにドーパミンを放出させるような内容は多くありません。
しかし自分自身で面白みを見いだせるので、自分の本質が変わってきます。
他人に植えつけられた常識が変わり、寛容な世界に戻ることができますよ。
呼吸養生塾を共有しての気付きと責任
インスタントでは生まれない変化
クライアントさんも回数を重ねるごとに、素直に分からないことを分からないと言えるようになり、家に帰っての自己実践量も自然と増えているようです。
すでに身体の変化を感じている方も多く、毎回最初に体験の内容を聞くのが楽しみです。自然にクライアントさん同士で、ワークについての体験を共有し合っているところをみるのも嬉しい限り。
まだLINEでの質問が1度もないことが少し寂しいですが、これは自分自身も月1回程度しか質問できていないので、気持ちは分かります。気長に待ちたいと思います。
自己実践の価値
共有する側も毎回のレッスンごとに沢山の気付きがあるのですが、一番実感していることはこちらの自己実践量に比例してクライアントさんの体験の質が決まってしまうということです。これは責任重大です。
コーチングのレベル・質は、どこまでいっても自己実践量で決まる
教えを受けている森田先生が、常に投げ掛けてくれる言葉です。
最初の1年間淡々と自己実践を繰り返す必要性を今、改めて感じています。
自分が体験したこと以上の体験を人に伝えることはできません。
逆を言えば自分が体験に対して気付きや発見を見出せた数だけ、ダイレクトにクライアントさんと共有できるともいえます。
こんな幸せなことはないと思います。
先日東京での呼吸・整体スクールでは、呼吸・整体の核となるワークの復習がありました。
自分はというと単純にまだまだ自己実践量が追いついておらず、作用が弱い。
全員がしっかり作用させれていれば、次のワークに入れたのですが皆の足を引っ張ってしまいました。
このように毎回自分の新たな課題を突きつけられて、帰路につくのが日課になっています。
分からないことが尽きない環境に身を置けていることが幸せです。
呼吸養生塾のススメ
改めて呼吸・整体の世界は、子供が親に好きな物や話題について一生懸命話してくれるように、私が本気でお勧めしたい内容です。
呼吸・整体を学んでいくことで、その人らしい生き方が自然と見えてきます。
自分が自分でいられることで人生が豊かになります。
自然な息遣いによって、当然身体は楽になります。
回りくどくなりましたが、1人でも多くの方と呼吸の世界を共有したいというのが本音のところです。
現在東京には最低月2回、出向いています。
楽しいから続くし、また行きたくなります。
同じように思ってもらえるよう、これからもたくさんのクライアントさんと共に呼吸養生塾としての場を育んでいきたいです。