今こそ知っておきたい、心身が落ち着く体の使い方
一つの節目となる、第50回呼吸養生塾。
第50回まで毎回数えているところは、僕の変な所マメな性格と認識ください。
今回のテーマは、「息を止めない動きって、どんな動き?」に対する明確な答えです。
まだリアルな場でのグループレッスンは抵抗がある方も多い中、新規・継続含め4名の方に、シェアさせて頂きました。
何をするかよりも、どのようにするか
「あのような簡単な動作で、心身のリセットができるなんて、凄いですね。とても不思議な感じでした。」
講座後、LINEにて頂いた一言です。
使った動きは、立位で前屈、側屈、回旋の3種類。
ポイントは、一定のリズムで繰り返し動いていくんですが、それと共に、体が〇〇したくなる声も聴きながら、素直にその通りに従って動くということ。
そうやって動くことを一定時間続けていくと、どういう訳だか体の力みが抜けていく。(ちゃんと理由はあります)
自然にしている呼吸が楽になる。
精神的には、悩み事や不安に対して大丈夫な自分、大らかに見れる自分に戻っていく。
そんな感覚が得てもらえます。
「え?こんなことで、体の力って抜けるんだ、心って落ち着くんだ」と、感じてもらえたはずです。
自分の体を認識する
3種類の動きが終わった後は、少しの間一旦静止して、自分の体に意識、注意を戻していく。
そうすると、自分の体を認識する力であったり、センサーが働いていることがわかります。
例えば、「今自分が一番座りやすい座り方で座ってみましょうか」と言われたとき、スッと座れますでしょうか。一度やってみてください。
すぐに見つかりましたか。
意外に、なかなか見つからない方が多いんですね。
自分が楽に座れるポジションをスッと見つけられることも、体の認識する力が働いてこそであり、実はこれは技術の問題なんです。
この「自分の体を認識する視点」は、3月〜5月の個人的な最重要項目であり、はり施術後や個人セッション後にも、多用していました。
座っているときの、お尻を通して感じる体の重みであったり、足の裏が床に着いている感覚、太ももの上に乗っている手の重みなんてことは、考えたこともない方が多いです。
この視点を体感を通して伝えると、とても喜ばれます。
なぜなら体の動きの変化、心の落ち着きが、手に取るようにわかるからです。
今日の講座でも、皆さん一様に喜んでもらえました。
ふつうの自分、本来の自分を知る
この色々動く時間と、静止して自分の体を認識する一連の流れを、今回は3周体験してもらえました。
2周目が終わった時点で、気持ちよく動くためのコツ、道具は一通りお渡しできたので、3周目はその道具を使って、存分に動きながらの瞑想状態を、堪能してもらえたように思います。
最後はその状態で、立つ、座る、ペットボトルのふたを開ける、挨拶をするという、ふだん何気なしにやっていることを通して、いつもの自分との違いを認識、記憶してもらいました。
「これがふつうの、本来のあなたの動きや声ですよ」と。
来月は、もう今年度の折り返し地点です。
今年の呼吸養生塾は、呼吸3大ワークを、参加者の方に自己完結できる、運用できるレベルまで落とし込んでもらえることを、一つのテーマとして掲げております。
来月の呼吸養生塾は7/5(日)、7/26(日)開催予定です。
月の前半は、呼吸3大ワークをより気持ちよく堪能してもらうための、身体調整をメインに。
後半は徹底的に呼吸3大ワークを堪能してもらいます。
どこから参加して頂いても大丈夫です。
症状が重い、軽い、有る、無しではなく、真剣に自分の体を変えたい、立て直したい、現状を打破したい、より良い自分の人生を生きたい。
そんな想いで、拠り所や居場所を探している方が、最後に頼れる場所で在りたいです。
2020年の後半も、どうぞよろしくお願い致します。
※講座のご予約、お問い合わせはLINEもしくはお電話にて